高たんぱく低脂肪の豚ヒレ肉には低温調理がベスト!
ダイエット&筋トレにもぴったり
- 低温調理で柔らかジューシー&うま味もUP
- 低温調理の温度は63℃
- 食べる直前に軽くソテー+甘辛醤油タレで味付け
高たんぱく低脂肪の豚ヒレ肉
豚ヒレ肉は、鶏のササミに匹敵する高たんぱく低脂肪食材と言われています
ダイエットや筋トレにピッタリですが、定番レシピがないのも事実…
火を通し過ぎると、脂肪分が少ないのもあって、固くぱさぱさとした食感になりがち
そこで、ホットクック低温調理を試してみました
低温調理の温度は?どうやって決める?
ホットクック低温調理をするにあたって、2つの情報を参考にして温度を決めました
食肉の主成分は筋繊維のタンパク質、アクチンとミオシンと言われています(Ref 1)
ミオシンの変性温度は40~50℃
アクチンの変性温度は65~75℃
変性温度以上ではタンパク質は固くなり、水を放出=固くパサパサになります
食中毒やE型肝炎ウィルスに感染するリスクを避けるため、血調理販売する場合には、「豚の食肉の中心部の温度を 63℃で 30 分間以上加熱するか、これと同等以上の殺菌効果がある方法で加熱殺菌しなければならない」と厚労省の豚の食肉の安全基準にあります(Ref 1)
低温調理の温度は63℃に決定!
《Ref 1》
「加熱調理の最適化を目指した物性変化の予測」福岡美香、酒井昇、計測と制御 第 54 巻 第 5 号 2015 年 5 月号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sicejl/54/5/54_356/_pdf
《Ref 2》
レシピ:豚ヒレでヘルシーレアチャーシュー
材料
豚ヒレブロック肉 | 約300 g |
塩こしょう | 少々 |
にんにく | お好みで少々 |
油 | 小さじ1 |
豚丼のタレ | 適量 |
調理器具
ホットクック、チャック付き袋
作り方
1.ブロック肉に塩コショウをする
*写真では、肉に付属していたグリルシーズニングをまぶしています
2.チャック付き袋に入れて、空気を抜いてチャックする
3.ホットクックの低温調理、63℃ 3時間を設定、加熱スタート
4.フライパンに油とニンニクを入れて加熱、香りが立ってきたら低温調理後の肉の表面に軽く焼き目をつける
5.豚丼のタレなどの甘辛醤油タレをさっとからめて出来上がり!
食べる直前に軽くソテー+甘辛醤油タレで味付け、香りもup
我が家の甘辛醤油タレは(何度も登場している例の…)とん田さんの豚丼のタレであります
できあがりは?
カットすると、中はきれいなピンク...これぞ低温調理だーと言っていいほどの仕上がり
Article by ユキ研究員
タンパク質はできるだけ変性させたくないが、安全に食べたいということで…